改めまして、小林しおりと申します。

私は現在、ヘルスケア専門家（医療職、各種インストラクター・トレーナーなど）向けに、ビジネスの構築をサポートするためのコーチング・コンサルティングを行っております。

元々は、京都大学を卒業後、東京の大学病院に就職し、理学療法士として勤務しておりました。しかし、3年目の半分を育休で過ごし、4年目は育児と仕事の両立に追われました。「子供が無事に育つようにちゃんとした母にならないと！仕事では母になったことは関係ないんだからしっかり勉強して今まで以上に職場や患者さんの役に立たないと！」「命に関わる職場だから、もっともっと自分のスキルを伸ばして貢献できるようにならないと！」そう思ってがむしゃらに日々を過ごしていました。

そんな日々の中、ある日突然、家を出ないといけないのに、足が動かないしお腹が痛い、、、という状態で、仕事に行けなくなったのです。

「私が好きで産んだ子供だし、好きでやっている仕事なのに、情けない、どうして、、、先輩たちにどう思われるだろう。」と、行けなかった自分を責める1日でした。

その後、職場の同様な症状があった先輩が察して下さり、精神科を受診。そのまましばらく休職することになりました。しばらくして復帰しましたが、1ヶ月で職場で過呼吸になり、「もうこれ以上迷惑かけられない。新人さんが仕事に慣れるまでにしよう。」と決めて、退職しました。

退職後は肩の力が抜けて、1ヶ月は家族とゆっくり過ごしました。その頃ちょうど2人目の妊娠が発覚し、転職できなくなったので、おうちで起業することにしたのです。

その時は「経験年数の少ない理学療法士が病院の外でできることはない」と思っていたので、『誰でもできる』を謳っていたネット販売の物販のオンラインスクールに入りました。

新しい新鮮な世界が面白くなって、夢中で学び、実践していった結果、1ヶ月で純利益10万円を超え、どんどんと忙しくなっていきました。妊娠中なのに睡眠時間3時間なんてこともザラで、夫には白い目で見られる始末。それでも、少しずつチーム化をして負担を減らしながら、出産後も2年ほど続け、年商８桁も安定していきました。

しかし、3人目の妊娠とともに「私はこの仕事をずっと続けるんだろうか？ヘルスケアの世界に戻りたいな」と思うようになりました。そこで、自分の強みがビジネスになるということをSNSの広告を見て知り、そのスクールに入ることにしました。実はもうすでに3度目の高額な自己投資でした。

そこで、自分の生い立ちから人生を振り返り、『培ってきた経験』や『強み』や『情熱』を発掘し、どうやって仕事にするのか？を学びました。その時に、このヘルスケア起業コーチという肩書きをつけることになりました。

しかし、その後も、「本当に私の強みはこれなのか？」「自分なんかがビジネスをサポートして良いのか？」「SNSは見る専門だったし、顔出しして発信とか怖すぎる」などなど、、、不安はザクザク出てきてしまい、募集しても反応なしな状況が続きました。そこでさらにマーケティングとSNS集客を深く学び、マーケティングの流れと医療現場で使っていたスキルは同じだ。ということが腑に落ちた瞬間がありました。

まず、お客様のことをどれだけ考えられるか。そして、お客様の悩みや望むゴールに向けた環境づくりやサポートをいかに作って提供するか。そればかりを考えていたリハビリ時代の自分の経験やスキルがそのままビジネスでも活かせるんだと分かったのです！

それを講座にして提供するようになったところ、どんどん売れていき、クライアントさんからも、「ビジネスのイメージが（ただ稼ぐため⇨相手のためになること）に変わり、心のこもったサービスをご提案することで、気持ちよく販売できるようになった。その結果、発信も楽しくなり、成約率もリピート率もぐんっと上がりました。」と喜ばれるようになったんです。